原因が見えないから「分からない」で片付けられるロングコロナ患者の不満が高まっています。研究が進むほど相反する発見が報告されるこの病気を特に難解にしているのは、「肉眼での視認が極めて困難」なウイルスRNAと、その残留による慢性炎症です。
弊社を含めこれまでの研究の多くが見逃してきた「サブゲノムRNA」は、既知ウイルス中で最も複雑な構造を持ちます。「55億回」のコンピューターシミュレーションで得た立体構造に世界で初めて現実の物理法則を適用し、薬剤候補を探索。RNA骨格を“剥き出し”にしてオートファジーを誘導する3物質の作用機序を解説します。現在使用されている抗ウイルス薬は「すでに生成されたsgRNAを分解できない」ため、細胞内に長期残留し、炎症や異常翻訳の温床になると研究されています。
しかし、“全種類のsgRNAに共通する部位”に作用できる分子を見つければ、その頑強な構造に亀裂を入れることが可能です。
本研究では最新GPU対応の独自パイプライン(10.5281/zenodo.15613825)により、3分子のカルボキシル酸性酸素原子や量子引力がRNA主鎖を露出させる現象と、その標的となる原子・残基を世界初で定量的に可視化しました。(割引は8月14日まで)
評価対象の生理的メカニズム
SARS-CoV-2サブゲノムRNA(sgRNA)主鎖(リン酸骨格)の露出と選択的オートファジー誘導可能性
RNAと低分子化合物間の動的相互作用(π–πスタッキング、水素結合等)
sgRNA骨格構造のアロステリック変化による分解感受性の増大
RNA認識部位の立体配置変化と既知ターゲット部位との重複性
対象読者
ロングコビッドや後遺症の「分子メカニズム」に関心のある方
RNA分解誘導・オートファジー活性化等の基礎生物学・創薬研究者
分子シミュレーション・MD解析等の計算科学的アプローチに興味を持つ方
ウイルス残存RNAの病態生理に着目したい医療従事者・臨床研究者
ロングコビッドの機序研究やRNAクリアランス戦略の最新知見を知りたい一般読者
健康・ウェルネス・アンチエイジング領域で分子レベルの科学的根拠を求める方
⚠ 注意が必要な方(※導入前に医師とご相談ください)
基礎疾患(肝疾患、腎疾患、自己免疫疾患、重度の代謝疾患など)をお持ちの方
免疫抑制剤・抗がん剤等の特定薬剤を服用中の方
妊娠中・授乳中の方、あるいは小児・高齢者など体質に個別性が高い方
既存サプリメント・健康食品等との併用を検討中の方
体質や過去のアレルギー歴に不安がある方
免責事項
※本レポートは分子機構・物理化学的知見の提供を目的としており、特定の健康食品・サプリメント・医薬品等の推奨・医療的助言を意図したものではありません。
※実際の導入・利用判断にあたっては、必ず専門医・医療従事者等にご相談ください。
SARS-CoV-2 サブゲノムRNA(SL1–5)の分子ダイナミクス解析と天然由来化合物による構造変調
言語 : 日本語
レポート番号:63
カテゴリー:ウイルスRNA
フォーマット:PDF
枚数:71ページ
対象:世界、現在
分析対象期間:〜2025年7月