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未だ標的薬なし──SARS-CoV-2のEタンパク質から分子レベルで直接ミトコンドリアを守る世界初の研究レポートが登場。感染後も長く留まり細胞小器官に穴を開けるウイルスタンパク質、それがEタンパク質。最重要器官であるミトコンドリアにもそれが攻撃することまでは解明されているものの、実際にどう起こっているのかは誰も知らない。このレポートでは、その攻撃シーンを分子シミュレーションで世界最初に割り出すことに成功。そして、2つの自然由来化合物が「超分子複合体」を生きた材料のように自己組織化し、Eタンパク質を押し返しながら、一方でミトコンドリアには傷を与えなかったことを記したものである。これらの物質は神経、心臓保護、抗腫瘍作用、ミトコンドリア動態保護や疲労回復などで知られるが、合わせて分析されたことはなかった。
<背景>
我々とミトコンドリアの20億年の契約はあまりにも古く、現代の科学をもってしても未だ謎に満ちている。
類人猿には手が、象には鼻がある。もしミトコンドリアにも同じような器官があったとしたら?
その一つかも知れないのが、その膜に開いたとてつもない数の穴、「ブイディーエーシー1」。
人類はようやくこの穴の重要性に気づき始めたが、10年研究しても基本的なことの半分も分かっていない。取り出すと働きが変わってしまうからだ。
自らの膜を撹拌するとき、ATPを納品するとき、タンパク質を取り込むとき、そしてDNAを吐き出して自らの”宿主”を終わらせるとき、ミトコンドリアは器用にこの穴を使うらしい。
そしてこれはアミロイドβ(Aβ)と結合してアルツハイマーと深く関わり、漏れ出したDNAは2型糖尿病を悪化させ、動脈硬化プラークの中でも見つかり、さらにSLEのネトーシスでも酸化したミトコンドリアDNAが影にいる。
そして今、世界を支配した新型コロナウイルスのEタンパク質が、この「ブイディーエーシー1」に干渉するらしいことに人類はようやく気づき始めている。
実際に、他の慢性疾患のときと同様、コロナウイルス感染後の症状に悩む人の中ではミトコンドリア外に大量にミトコンドリアDNAが漏れ出しており、これが有力な原因の一つとみなされている。
しかしどうやって。
それを見た者はいない。
私たちは今回、96 GBのVRAMを持つ最新のGPUチップを駆使し、81パターンの中から物理的に可能なEタンパク質の攻撃をシミュレートすることに成功。
そして植物化学に特化した独自LLMが見つけた、2つの植物化合物が、
この「ブイディーエーシー1」の縁で
超分子複合体を
自発的に形成することを発見した。
DNAの基盤としても知られる芳香環、糖などで構成されるこの超分子複合体は独自の”柔軟性のある”壁を生み出し、
新型コロナウイルスのEタンパク質の攻撃を門の狭間でミトコンドリアの代わりに引き受け、そして押し返すという計算結果に3回到達した。
Eタンパク質の攻撃をしなやかに受け流しながら、ミトコンドリアとエネルギーの流れを守る化合物は、動けない植物が辿った進化の結果なのか。
これは、いつか海に至る川が始まる場所で、北と南から来た植物の葉から垂れる、一雫の光である。
対象読者
- 慢性炎症や細胞死に関するミトコンドリアメカニズムに関心のある方
- 新型コロナ感染後の持続的な問題に関する分子メカニズムに関心のある方
- 感染症後の神経・免疫・代謝の調整を総合的に考えたい方
- 構造生物学的な根拠に基づく天然由来化合物の評価情報を求めている医療関係者・研究者の方
免責事項
本レポートは、教育および情報提供を目的としたものであり、診断・治療・医療アドバイスを提供するものではありません。
サプリメントや健康に関する決定を行う前に、必ず医師や医療専門家にご相談ください。
見えない門の防衛戦:VDAC1とコロナウイルスEタンパク質の分子攻防
初登場割
言語 : 日本語
レポート番号:71
カテゴリー:ミトコンドリア
フォーマット:PDF
枚数:14ページ
対象:世界、現在
分析対象期間:〜2026年5月
