前回のブログ投稿から1ヶ月以上経ってしまいましたが、皆さんおかわりないでしょうか。ブログではお久しぶりです。今日はおそらくバッテリーが膨張してしまったMacを修理しにブカレストに行ってきます。昨日なんとかマスクのレポートを書き終えて配信出来たので、それだけは良かったと思いますがやはりブカレストに出るのは気が重いものがあります。たぶん修理時間そのものは20分くらいだと思うんですが、その間も外で待ってようと思います。今までなんでもなかったことがえらい複雑になったなあと思う次第です。ただ、毎年この季節にひいてた喉鼻にくる風邪を今年は全くひきません。朝起きて感じるあの喉の違和感と全く無縁の秋冬を過ごして、やっぱりあれはUberで拾ってたんだなあと思いました。僕の住んでる場所は非常に辺鄙なので、自家用車かUberなどに乗らないとどこにもいけません。なのでこの3月からUberはアプリすら立ち上げてないんですが、去年までの勢いで乗っていたらどうなったか考えると恐いものがあります。
昨日ニューヨーク・タイムズを読んでいたら目立たないところに小さい社説があって、その中でファイザーやモデルナなどの製薬会社を総批判していて驚きました。ニューヨーク・タイムズもブルームバーグやロイターと同じく、ワクチンイケイケで推してる新聞社だと思っていたからです。その社説では、ファイザーも含めた大手製薬会社は近年薬害訴訟で負けが続いていて、このコロナウイルスを名誉挽回のチャンスととらえて莫大な広報費をばらまいていると書かれていました。ファイザーにいたっては今回のワクチンで得られる収益とほぼ同じ額をメディア広報に使っているとも書かれていました。残念ながら僕の一番知りたかったワクチンのスペックそのものにはあまり触れられていない記事だったんですが、社の方針に真っ向から反するような社説も載せるところにニューヨーク・タイムズの器を感じました。
僕は決して全てのワクチンに反対してるわけではありません。僕自身普通のワクチンは受けてますし、猫にも定期接種は受けさせてました(今年は獣医に行くこと自体が危ないと思ったので全猫パス)。ただ、今のファイザーとモデルナのワクチンは2回目を注射してから1〜3週間しか様子を見ずに成果と副反応を発表してるので、さすがに前のめりすぎなんじゃないかと慄いているというのが正直なところです。詳しいところはツイッターやFacebookで書いていますが、もっと細かい数字のデータを入手して、分析レポートとして配信したいところです。数字さえ手に入れば自在に”解剖”する自信があります。ただ、僕みたいのが世界中に大勢いるのでそこのところは意地でも出さないんだと思います。とにかく、無症状感染まで防げるかは分からないとファイザー自身が言ってることからも、免疫の壁を作るような性能のものではない可能性が高いと思っています。無症状感染まで防げるかなんて、治験参加者を全員検査すれば良かっただけですし、治験というのはそういうものだと思っていました。イギリスとアメリカ、それから予定より前倒しでEUでも医療者の間への接種が始まるので、いきなりの人体実験みたいな状況が始まってしまいました。
以前ツイッターでもちょっと書いたように、もともとこのサイトで配信しているレポートの原型はルーマニア語レッスンで英語からルーマニア語に翻訳する題材を自分自身で作るために書いていたものです。ですが、文ではない分析そのものは、3月頃にコロナウイルスの感染数や死亡率を予測しようとして試みたのが始まりです。感染症などの拡大は、多項式回帰と呼ばれるパターンで広がることが一般的です。なのでコロナウイルスにふさわしい多項式を見つければ将来を予想できると思ったんです。今思えば単純な思考でした。実際には公表されている感染数なんて検査数に大きく左右されますし、検査数は政治力で大きく変わります。なのでいくら予想をしても全く当たらず、色々一から勉強し直した夏でした。特にドイツの数字は4月ごろから予想と大きく乖離していました。超過死亡数から逆算した感染数とも公表値が全く離れていました。今ドイツでも感染数が大きく上昇していますが、本当に今の数字なのかなと、年末前に帳尻だけ合わせるために駆け込みで記帳してるのと違うよな、と少し思ってしまいます。
こういう感じで結局コロナウイルス感染数の予想は至難の業だったわけですが、僕と同じドツボにはまっていたのがインペリアル・カレッジ・ロンドンだったと思います。たぶん彼らは僕以上に数理的な予想に傾倒していたと推測します。コロナウイルス感染数が時間だけに依存するのではないとしたら、じゃあ社会の何の要素に依存するんだ、というところで今まで読んでいただけたと思う色々な生活習慣、行動パターン、体質などと有意に相関することを見つけるにいたりました。実はたぶんあの国の発表数は嘘だろうなとか、死亡数だけ繰り延べてるなとか書いてないところで予想が立ってる部分もあります。そういうのも含めて、これまで分析してきた逆相関要素を全て組み合わせればワクチンなど使わずとも何の副作用もなく十分コントロール出来るのではないかと思い、残念です。
昨日鏡で自分の首を見て、ルーマニア人より白くなっていて驚きました。今日は少し太陽にあたってビタミンDを補充してきたいと思います。
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