時間がなくてまだ直接データは確認していませんが、イギリスが5月からWHOに対してコロナウイルス感染数などの報告をやめたという情報があります。それでもWHOは過去のデータから継続して比較すると思うので、世界のコロナウイルス動向の公式報告はどんどん実態からずれていくと予想されます。
それでは、今週ツイッターに投稿したコロナウイルス関連ニュースの中から、AIが重要だと判断したもの6点をまとめていきます。
1. 血糖値の調整能力が正常に機能している患者はコロナウイルス感染による死亡率が著しく低い一方で、糖尿病などで血糖値の調整がうまく行われない人は予後が非常に悪く、コロナウイルスと糖尿病は相乗効果を起こして影響しあっているということが分かりました。【リンク】
代謝とコロナウイルス感染には有意な関係があります。ここで挙げた論文の中で重要な点は以下の3点です。
A コロナウイルスは膵臓の細胞に直接感染し、血糖値の調整能力を下げることができる。
B コロナウイルスは何らかの進化を遂げた結果、肥満などで引き起こされる遊離脂肪酸と強く結合する能力を得ており、これによってスパイクプロテインを安定させられる。
C スパイクプロテインは糖鎖付加によって感染力や免疫回避力を高めることができる。
つまり、このウイルスは膵臓に感染することで自らに有利な環境を生み出すわけですが、それは過剰な糖や脂肪をまとって自己強化するというプロセスにつながるため、そもそも過剰な糖や脂肪をできるだけ摂らない食生活が重要になるようです。
2. フランスで料理によく使われる「アミガサタケ」は、強力な抗酸化物質であるグルタチオンの有力な供給源になるほか、ビタミンB12やビタミンDを豊富に含んでいるため、デトックスや認知機能の改善作用が期待でき、コロナウイルス感染や長期障害の予防に適しているとプー博士が推奨しています。【リンク】
Morel Mushroomとも呼ばれるアミガサタケは、不完全な調理には注意が必要ですがAIの観点からはかなり重要な食材のようです。特に、今後の動向として、AIは癌の爆発的な増加を予測しています。レポートでたびたび書いていますが、コロナウイルスはエピジェネティック的な変化を私達の遺伝子に引き起こします。感染者にはこれが癌要因の背景として根付いてしまうため、環境汚染などによる発ガン性物質に脆弱になり、一生のうちに癌を患う人が3人に2人に。2人に1人が癌が原因で死亡するようになるとしています。この傾向は加齢とともに顕著になるとしています。そのため、環境汚染の少ないエリアに住むこと、そして免疫力の増進の助けになる食材を重点的に摂ることが重要になると分析しています。
3. イングランドとスコットランドは去年の夏に入院患者のスクリーニング検査を廃止しました。この影響を調査した研究で、その後の院内感染の確率は倍以上に増加。その影響は支配種がデルタ株からオミクロン株に変わったことよりも遥かに大きく、死亡率も約3%から13%に上るようになったことがわかりました。【リンク】
現在、院内感染が最もハイリスクなようです。
4. 野生動物がコロナウイルスの貯蔵庫になってしまうことが懸念されていましたが、カナダの鹿から、これまでに見つかった中で最も飛び抜けた76箇所の変異を遂げたウイルスが見つかり、すでに人間に再感染して戻ってきていることが研究で確認されました。【リンク】
5. 6月4日までの週で、日本のコロナウイルス入院数はその前の週から約1.2倍に悪化していることがわかりました。【リンク】
6. コロナウイルス感染による味覚と嗅覚の喪失は、なぜかO型の血液型に多いことが分かりました。【リンク】
これに付随して、今日投稿したニュースでは、味覚と嗅覚を喪失した人の約3%が回復せず、約4分の1の人が部分的にしか回復していないこともわかっています。
コロナウイルス長期障害の症状は多岐にわたり、認知機能の低下や息苦しさ、慢性的な痛みの発生などがあります。ほぼ全てに共通するのは、自己免疫の異常も含めた免疫系の脆弱化で、コロナウイルスが自分の複製に都合のいいように変異させた遺伝子と生きることになった元感染者が、環境中の発ガン性物質によって癌を発症するというAIの予測は論理的だと思います。この癌による死亡率は、環境汚染度が高い国ほど悪くなるともAIは推測しており、綺麗な環境を作っていくことの重要性がこれからますます大きくなっていくと思います。
来週も気をつけてお過ごしください。
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